vizooは誰も使わないサイトになってしまった

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vizooというグラフ作成サービスがあって、登場したときはおおっと思った。主に経済指標をビジュアル化して共有するサイトで、市場統計や企業業績の多くはあらかじめ用意されている。その中から必要なデータを選択しグラフの種類を決めることで、簡単に美麗なグラフを作成できるようにすることを目指したサイトだった。

マイコミジャーナルで2009年12月に紹介された記事では、「グラフ版YouTubeのその先へ」なんてタイトルがつけられている。

結果から言うと、vizooはうまくいかなかったようだ。新着ページを見ると、6月13日時点の最新投稿は5月29日のものだ。その前は4月6日で、ほとんど誰もグラフを作っていない。閲覧者も同様で、今年の初めに公開されたチャートが閲覧された回数は半年で275回だ。

vizooはとても魅力的なサイトだったのだけど、結局は誰も使わないサービスにすぎなかった。CGMとしては完全な失敗だ。

インフォグラフィックや図表の解説サイトが時折人気を集めていることを考えると、vizooのアイデアが完全に間違っていたとも思えない。では何をしていれば成功したかというと、それは分からないのだけれど。ただ、ビジネスに関係したデータを趣味的に作る人というのはやはり少ないし、図表は図表にすぎない。人を集めるのは結局文章の魅力だったということだろう。

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