オクラの語源はガーナのトウィ語
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野菜のオクラですが、いかにも日本的な語感だから、御蔵とかそんな感じの野菜なんだと思っていた。が、アメリカで野菜を売っているところを写した写真を見たところ、「okra」という札が貼っている。あれっと思って調べたら、トウィ語というガーナで使われている言葉が元らしい。オクラはアフリカ原産だったのでした。
Wikipediaによるとアフリカ北東部が原産で、エチオピアが有力と見られているそうです。エジプトでは紀元前元年には栽培されていたということですから、人の手で栽培しやすい野菜だったみたいですね。「銃・病原菌・鉄」の、文明が栽培可能だった限られた作物の話を思い出しました。
日本に伝わったのは明治初期ということですから、食物としては新顔の方ですね。それにしてもまさか、こんなに日本的な名前のくせにアフリカ出身だったとは思いもしませんでした。同じくアフリカから入ってきた野菜ではモロヘイヤなんかがありますが、あっちはもろにアフリカ的な名前ですね。ちなみにモロヘイヤは古代エジプト語の「王様の物」が語源とか。
あれかな、オクラの語感が日本的なのは、カメルーンのサッカー選手サミュエル・エトーみたいなものか。インテルの左サイドで長友佑都選手と組んでいたときは長友江藤と日本人が並んでいるみたいでした。ガーナとカメルーンはともにギニア湾岸の国なのですが、このあたりの言葉は日本に近い語感を持っているのですかね。
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