劇団☆新感線「ゴローにおまかせ3」のCD

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劇団☆新感線 ごろーにおまかせ3 CD

大掃除していたら大昔に買った劇団☆新感線のCDが出てきた。1995年頃の芝居「ゴローにおまかせ3」を観に行った時に買ったものだ。

記憶があやふやだったので、これを観に行った正確な年月日を調べようとしたのだが、1990年代半ばの演劇についての記録なんてものは、ウェブ上にはあまりない。Wikipediaや劇団☆新感線のオフィシャルサイトを見ても、1990年代の記述はほとんどなかった。

図書館に行って1995年頃の演劇雑誌を調べれば詳細は分かるのだろうが、さすがにそこまでする気力はないので、記憶を頼りにゴローにおまかせ3がどんな芝居でこのCDがどういうものだったかについて書いてみる。

劇団☆新感線 ごろーにおまかせ3 CDカバー表紙

ゴローにおまかせ3はその名のとおりゴローにおまかせシリーズの3作目で、下ネタオンパレードのロックミュージカルだった。サブタイトルが「後ろから前から」というあたりで、その下ネタっぷりが分かるだろう。ボクは大阪梅田の劇場飛天で観た。

内容はどこかの惑星を舞台にうさぎ一族とたぬき一族がいがみ合っていて、そんな中たぬき一族の男とうさぎ一族の娘が恋に落ち、という話だったと思う。ようするに新感線版お下品ロミオとジュリエットで、そこに古田新太演じるゴローの一行が絡んで話が進む。

ミュージカルなので当然、要所要所で歌いながら芝居は展開される。曲はすべてロックで生演奏、新感線の劇団員で構成されたバンドが演奏してたのかな。ここに載せたCDは、劇中で使われた曲をすべて収録したもので2800円だった。ちなみに全曲オリジナルで、19曲もある。作詞は演出のいのうえひでのりとなっている。

劇団☆新感線 ごろーにおまかせ3 CD 歌詞カード

ストーリー自体はあまりよく覚えていないのだけど、とても楽しかった記憶が残っている。このCDは劇中で、今からCDを売ると宣言して、衣装を着た劇団員が野球場の売り子みたいに客席を練り歩きながら売り始めた。値段は2800円で、買うとジャンケンに参加でき、優勝者は舞台に上がって羽野晶紀にムチで打たれ踏みつけてもらえるという企画だった。

残念ながら僕はジャンケンに負け、羽野晶紀にムチで打ってもらうことも、踏みつけてもらうこともなかった。もっとも優勝者の男性は舞台に上げられたあと目隠しをされ、羽野晶紀でなく別のオカマ役の誰かにムチで打たれた挙句踏みつけられるというギャグの材料にされたのだけど。

ようするにそういう風に、観客も引っ張り込んで展開する芝居だったのだ。

劇団☆新感線 ごろーにおまかせ3 CD 歌詞カード

配役はゴローが古田新太で、主人公が橋本さとしだったことくらいしか覚えていない。羽野晶紀がゴローの助手役で高田聖子がヒロインだっただろうか。粟根まことや渡辺いっけいとかも出演していたと思うがうろ覚え。当時の劇団☆新感線の主だったメンバーは全員出ていたと思う。

劇団☆新感線 ごろーにおまかせ3 CDカバー裏表紙

それにしてもこのCD、どのくらい現存してるんだろう…。僕は一時期、何を思ったか結構このCDを聞いていた。曲は芝居と同様に下品で、全編を通して下世話で単純な歌謡ロックが展開される。そのチープさが気に入っていたのだ。

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